« 洋食への誘い | トップページ | オリーブオイル・スキャンダル »

2012年3月16日 (金)

至福の宿 「著莪の里 ゆめや」

新潟県の岩室温泉にある「著莪の里 ゆめや」に行って来た。
至福のひと時を過ごした。

Photo_2

美しい数奇屋作りの家屋を囲む四季の変化に富む自然環境。
本当に引きの美学を徹した館内の美しさ。
適度な距離感のサイレントサービス。
何よりも迎える人の“心”が感じられる。

Photo_2

ここでは、他にはないオンリーワンの価値のある時間を過ごすことが出来る。創立から脈々と受け継がれてきた哲学が、“お客様を信頼する”極上の滞在を生み出している。

出来そうで出来ない領域に旅館の在り方を置いていて、誇りある日本を感じる。

初めてなのに常連のように感じさせてくれる。
料理人の心栄えの映る一皿の美しいこと。
接客の笑顔に嘘がない。
忘れていた大切なものを思い出した感じだ。

主客がお互いを信頼し共鳴する、静かなる感動の時がここにある。

Photo_3

芸術は、今の自分を映す鏡である。例えばモナリザの絵を幼い子供が見て感動出来るだろうか?「暗い顔した外人の女のひと」などという感想になるかもしれない。その子が成長の過程で様々な経験をして行く。勉強をし、恋をして、色々な体験の先にダビンチの理解や知識・教養を身につけた先に数十億円もの価値を見出すかもしれない。しかし、モナリザの絵は何も変わらないのだ。つまり受け手の感性が磨かれれば、今まで気付かなかったことや見えなかったものが見えるようになってくる。

上質とは押し付けがましくないもの。

ここは人生の止まり木。
心や身体が疲れた時に帰る場所だ。

しみじみ良い。

|

« 洋食への誘い | トップページ | オリーブオイル・スキャンダル »